殉教の刻印

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長崎文献社 名著復刻シリーズ ③
殉教マルチルの刻印 渡辺千尋
◆第8回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞作品を復刊

有家版「セビリアの聖母」復刻の全過程
1597年に有馬のセミナリヨで制作された銅版画には謎がかくされていた。
「白い鳩」はなぜ消されたか。同年に起きた二十六人の殉教事件と関連があるのか。
著者は殉教の道800キロ歩き、復刻の決意を固めた。

<識者のことば>
◆猪瀬直樹氏=現東京都知事の選考委員時代の批評
この作品は推理小説ともいえるつくりになっている。銅版画『セビリアの聖母』の謎が解き明かされていく過程は、充分に説得力がある。
◆片岡瑠美子氏・長崎純心大学教授=復刊の序文で銅版画家渡辺千尋氏の鋭い観察と譲歩しない探究心、創作に挑む限りない情熱に触れられる作品。

◆著者プロフィール:渡辺千尋(わたなべ ちひろ)
1944年 東京都生まれ、高校時代まで長崎市で育つ
1962年 美術家をこころざして上京。油絵、水彩、ペン画などの技法で絵画研究発表
1978年 銅版画をはじめる
1979年 日本版画協会奨励賞受賞。以降、内外で個展だけで作品発表をつづける
1989年 「象の風景」シリーズがプラハ国立美術館収蔵となる
1994年 ノンフィクション著作『ざくろの空』で第1回蓮如賞受賞
1996年 島原有家町(当時)の依頼で400年前の銅版画「セビリアの聖母」復刻
2001年 『殉教(マルチル)の刻印』で小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞
2009年 8月18日食道癌のため逝去。享年64
◆画集 『叛吐』『掌画集』『銅版画集・象の風景』『銅版画カタログ・レゾネ』
◆著作 『ざくろの空・頓珍漢人形伝』(河出書房新社)『殉教(マルチル)の刻印』(小学館)

◆「セビリアの聖母」とは:1597年、現在の南島原市有家(ありえ)にあったセミナリヨにおいて、日本人画学生が銅版画「セビリアの聖母」を完成させた。
この年は豊臣秀吉によるキリシタン弾圧26聖人の処刑が実施されたときで、この聖画は聖職者によってマカオに運ばれていた。
1865年、長崎に大浦天主堂を建てたプチジャン司教は、ローマへの出張の途中に立ち寄ったマニラの教会で、聖画を渡され、ローマ法王に献納したところ、「この作品は長崎に保管されるべきもの」と、寄託された。
それ以来、長崎大司教区で保管されているが、1996年セミナリヨ所在地だった有家町が、銅版画家渡辺千尋氏に復刻を依頼して実現した。
復刻版画の1枚は1998年、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世に贈呈された。

■A5判 270ページ 
■並製
■ISBN 978-4-88851-204-6 C0071

出版:長崎文献社